この施設は、社会福祉法人清風会 山崎理事長のケアハウス事業に対する考え方を実現すべく、私たちがサポート役となって幾度も検討、協議を重ねながら、創り上げてきたものです。以下に、建物の計画上の概要を述べさせていただきます。 敷地は、南東、北西方向に少しふれた間口の狭い長方形をしています。そこで私たちは、居室(入居者の部屋)ができるだけ南向きに面することができるように、建物を敷地長手方向に対して約28度の角度をつけて配置しました。来訪者がアプローチ通路を経て、北側から建物に入るようにしたことで、敷地南側には、三角形のプライバシーのある庭が生まれました。1階の食堂からは、外部に設けられたウッドデッキテラスを経て、この庭に出ることができます。四季を通じてガーデンライフをお楽しみ下さい。 1階には管理部門の他、食堂、談話スペース(暖炉付)、喫茶コーナー、浴室などのケアハウス入居者用の共用部門や、併設されるデイサービス部門および在宅介護支援センターが設けられています。また、一般の浴室のほか、一時的に介護が必要になられた方のために個室の介護浴室を設けてあります。食事は、入居者の方の状態に応じてきめ細かい対応ができるように、食堂に隣接した厨房を設け、施設内で作ります。 2階以上が居住スペースとなっていて、個室48室、夫婦部屋1室(入居者数 合計50名)があります。2階には、和室の集会・娯楽室があり、囲碁、将棋などの室内ゲーム、茶道、華道など、入居者の活動の場として、また、入居者のご家族用宿泊スペースとしての利用を想定しています。 更に、2階および3階には、将来、入居者が介護を必要となった時のためのリビング、ダイニングを設けています。これは、食事やレクリエーション、談話などのために入居者が移動する負担を軽減すると同時に、10人前後の小さなグループ単位で生活することで、緊密なコミュニティーの形成を促進し、より家庭的な雰囲気を作ること、また、きめ細かい介護ができるという「ユニットケア」の考え方に基づいて設けられました。 また、最上階には、入居者のさまざまな活動に利用されるルーフテラスを設けました。南側に開いたテラスは、冬の日でも陽だまりのある場所になり、きっと皆様の憩いの場となると期待しております。 協力:(有)ビーアンドオー アソシエイツ 代表取締役 大森敏勝 |